2012/01/05

作品集制作とデジタル処理 / Photoshop講座:レイヤー






作品集制作を目標にしたPhotoshop講座。
今回はレイヤー操作です。


だいとうが撮影した写真をサンプルにして、操作手順を見てみます。



レイヤーとは、画像の上に操作を重ねていく処理方法です。
もとの画像の上に、透明なfilmを重ねていくようなイメージです。

そして、レイヤーにマスクを組み合わせることで、
写真の「テーマ」と「背景」を分けて、別々に調整することが可能になります。




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作品集制作に向けたPhotoshop講座。
今回は「レイヤー」です。

同じ画像から調整した上の2点の写真。
大きな違いは背景の色やトーンですが、人物は背景ほど調整の影響を受けていません。

このように、レイヤーにマスクを組み合わせることで、写真の「テーマ」「背景」を別々に調整することが可能になります。





調整前の元の画像はこちらです。




まず、選択ツールで人物だけを選択します。





次に、選択範囲の境界線を違和感無くなじませるために、調整します。髪の毛など切り抜きの難しい部分も、最新のPhotoshopは、ほとんど自動で選択してくれます。(この講座で解説しているのはPhotoshop CS5です。)



これで、人物用のマスクは完成。このマスクと調整レイヤーを組み合わせれば、人物の部分だけの画像調整ができます。

その次に、背景だけを調整する場合には、人物用のマスクを反転させて、背景用マスクにします。





バランスを見ながら、人物と背景とを別々に調整していきます。
右側に表示されているのが、この画像に重ねているレイヤーです。レイヤーはそれぞれ個別に調整することができます。









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透明のfilmを重ねるようにして、画像処理を重層的に重ねていくレイヤーは、Photoshopの大きな特徴だと言えます。ただ、一見便利なように見えるレイヤーですが、写真のテーマがはっきりしていないと、ごちゃごちゃになってしまって、何をやっているのかわからなくなってしまうこともあります。

あくまで、写真、ひいては作品集のテーマや基本のトーンをきっちり固めたうえで、必要な処理を行うための方法だと考えたほうがよいと思います。


今回は、レイヤーマスクを使って、撮影対象(テーマ)背景を分離して調整してみました。写真のテーマをつかみ出すという目的をしっかりもって調整すると、Photoshopは非常に強力なツールになります。

とはいえ、Photoshopもまた、ただの「ツール」にすぎません。

カメラの機能のために写真を撮るのではないように、Photoshopのために画像処理をするわけではありません。これもまた、「写真」を作るための手段のひとつです。作品のために必要な処理を必要な分だけ加えるようにすることが大切です。





「作品のテーマ」と「写真作りのツール」をしっかりマージさせることが、良い作品作りの基礎になります。

このことは、デジタルでもアナログでも古典技法でも、全てにおいて同じことが言えます。





〈参考記事〉

◉作品集制作とデジタル処理 /
Photoshop講座:モノクロ画像処理


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